2020/08/29 15:08

黒の器って料理を盛りつけるのが難しそう、、、?

って思っていませんか?




個人的に黒い器が好きで、

有田では産地内の展示会が毎年あり

毎回少しだけ黒の器の新作を出しているのです。




有田焼といえば白い地肌をいかした、きらびやかな器をイメージされる方が多いと思います。

利久窯では主に会席料理などで使われる器を作っています。
お客様の様々なニーズに合わせ対応するため、
多種多様な技法を使い料理を引き立てるお手伝いをします。



そんな多種多様な有田焼でも意外に黒い器は少ないのです。

白い地肌を持った素材なので当たり前といえば当たり前かもしれませんが、、、


ギャラリーを訪ねて来られたお客様と話していると、

「黒は盛り付けが難しくて、、、」

この言葉が意外に多いのです。


ですが!

これは、小鉢にアボカドマカロニサラダを盛ってみたものです。

小鉢は普段は和え物やお浸しなど和食に使われますが

こんな使い方もオススメです。



黒いカップソーサーにはポタージュスープを入れてみました。

器の黒とポタージュのクリーム色がいい感じと思いませんか?


いかがでしたでしょうか?

黒い器は決して難しくない!と思いませんか?

特別な盛り付けをしたわけではなく、特別な飾りつけもしていません。

黒い器は実は料理を映えさせてくれる器なのです。

そして、和食器をそのまま和食器としてではなく、

チョットだけ視点を変えた使い方をすることで

食卓がより素敵に

ワンランク上の料理にすることができます。



ということでしたが、いかがでしたでしょうか?

毎日のお料理、大変ですが

少し変化を付けて楽しみましょう。