2020/09/03 22:40
∼やきものとは∼
やきものには大きく分けて土器、炻器、陶器、磁器の4種類に分けられます。
現代の生活の主流は、陶器と磁器ですね!
陶器は“土もの”ともいわれるように土からできています。
特有のやさしい風合いが有りますが、磁器に比べ割れやすく素地自体が厚くなります。
磁器は“石もの”とも呼ばれ石を原料としてつくられます。
特に磁器の代表ともいうべき有田焼は真っ白で薄く丈夫なことが特徴です。
どちらにもそれぞれ一長一短はあります。
sino・nomeは陶器のような雰囲気と磁器のシャープな薄さと丈夫さを兼ね備えた
利久窯オリジナルの器です。
∼sino・nomeの原点∼
Sino・nomeの原点は利久窯の工房に何気なく積まれていた器にありました。
創業当時、初代のもとにあるお客様から「器を作ってほしい」と依頼がありました。
その器とは、陶器の志野焼だったのです。
もともとの素材が違うため有田焼では志野焼のような焼き物は出来ないと一旦は依頼を断りました。
そのお客様は料理屋さんで志野焼が大好きで、お店で使っていたそうです。
陶器の特性として「割れやすい」これが店で使うには致命的だったのです。
そして有田焼は「薄くて丈夫」この二つが合わされば、店でも使える器ができると考えたのです。
お客様の熱い依頼に押され試行錯誤を繰り返して出来たものが棚にホコリまみれで積まれた器たちです。
初代の代に作られて、一世を風靡した器。
その器を再び現代の生活に合わせ、モダンでありながらもあたたかみのある器に作り替えたのがSino・nomeです。
Sino・nomeには「東雲」の意味もあります。
日の出前の太陽が昇る直前のほんの一瞬、東の空が輝きます。
その一瞬を映した器です。
Sino・nomeはいつもの食卓をあなただけのカフェ空間に変える
お手伝いをする器です。